後半29分、中盤で長崎の李栄直(左端)と競り合う徳島の金宗旻(左から2人目)=鳴門ポカリスエットスタジアム

後半29分、中盤で長崎の李栄直(左端)と競り合う徳島の金宗旻(左から2人目)=鳴門ポカリスエットスタジアム

 明治安田J2第31節最終日は13日、各地で10試合が行われた。徳島ヴォルティスは鳴門ポカリスエットスタジアムで長崎と戦い、0-0で引き分けた。通算成績は9勝11分け11敗の勝ち点38となり、順位は一つ下がって14位となった。

 首位の大宮が水戸に0-1で敗れ、勝ち点を68から増やせなかった。2位磐田は金沢に3-0で快勝し、57に伸ばした。C大阪は栃木に快勝し、54で3位を保った。東京Vは群馬を下し、52で4位。次節の徳島は20日午後1時から香川県丸亀市のPikaraスタジアムで15位の讃岐と対戦する。

 [評]徳島はロングボールを起点に攻撃を仕掛けたが、相手の守りを崩せず今季5度目のスコアレスドローとなった。

 前半は金宗旻(キム・ジョンミン)へ縦パスを入れ、セカンドボールを濱田や衛藤らが拾って好機を演出。後半は立ち上がりから相手にボールを回されて押し込まれたが、石井や冨田ら守備陣が体を張って守り、2試合ぶりに完封した。長谷川悠、大崎らを投入した中盤以降は攻勢を強めたが、最後までゴールを奪うことはできなかった。