来春の選抜大会への第1関門となる高校野球の第68回徳島県秋季大会は19日開幕し、31校が延べ9日間にわたって鳴門オロナミンC球場とアグリあなんスタジアムで熱戦を繰り広げる。順調に日程を消化すれば、10月4日に3位決定戦と決勝が行われ、県内開催の秋季四国地区大会に出場できる3校が決まる。
優勝争いは2季連続の甲子園出場を狙う鳴門がリードしている。旧チームのレギュラー7人が残り経験豊富で、投打とも力強い。鳴門を除くと戦力はほぼ横一線。選手層の厚い城南や鳴門渦潮、旧チームのメンバーが多い池田や生光学園が有力視されている。県南部ブロック新人戦を制した新野もエース左腕の出来次第では面白い存在になりそうだ。昨年に続いてシード制は採用しなかった。抽選の結果、有力校は4ゾーンに分散した。
秋季四国地区大会は10月24日から鳴門オロナミンC球場とアグリあなんスタジアムであり、決勝は11月1日に鳴門オロナミンC球場で行われる。四国大会の成績は、来年3月20日に開幕する第88回選抜大会の出場校を決める重要な資料となる。