女子7人制ラグビーの全国大会に出場する尾崎選手=松茂町の月見ケ丘海浜公園

 リオデジャネイロ五輪で正式種目となる女子7人制ラグビーの普及を目的として、19日から水戸市で行われる第6回全国中学生大会女子エキシビションマッチに、徳島市の城東中2年、尾崎夏鈴選手(14)が出場する。県人の出場は初めてで、四国からただ一人選ばれた。「自分の全てを出し切る」と誓っている。
 
 尾崎選手は沖洲小4年の時、兄が入っていた鳴門ラグビースクールに入った。男子に交じって技を磨き、城東中に入学後、県ラグビー協会が2013年に設立した女子チーム「徳島セブンフェアリーズ」に移った。

 身長165センチで、ポジションはウイング。ボールを奪いにきた相手の選手を手で突き放すハンドオフを得意とし、走力を兼ね備える。セブンフェアリーズの山中一剛監督(47)は「タックルもうまい。中学女子では四国でナンバーワン」と太鼓判を押す。

 女子7人制ラグビーは来年のリオデジャネイロ五輪や岩手国体では正式競技となる。しかし、全国でも女子ラグビー選手は3千人強しかおらず、底辺の拡大が急務となっている。

 県内も事情は変わらず、女子の中学生選手はセブンフェアリーズの3人と別のチームの1人を合わせても4人だけ。中学生だけでは試合ができないため、セブンフェアリーズの高校生と合同で練習し、関西を中心に遠征に出掛けている。

 大会は関東3、関西3、九州2の8チームが優勝を競う。遠征先で関西協会の関係者に見いだされた尾崎選手は、中四国、近畿、東海の12人でつくる関西第3代表チームに招かれた。

 尾崎選手は「セブンフェアリーズで学んできたことを全国の舞台で発揮する。将来は日本代表になり、五輪にも出場したい」と夢を描いている。