後半42分、ゴールを決めて喜ぶ徳島の冨田(中央)=香川県丸亀市のPikaraスタジアム

後半42分、ゴールを決めて喜ぶ徳島の冨田(中央)=香川県丸亀市のPikaraスタジアム

 明治安田J2第32節は20日、各地で11試合が行われた。徳島ヴォルティスは香川県丸亀市のPikaraスタジアムで讃岐とのダービーマッチ「東四国クラシコ」を戦い、1-0で競り勝った。通算成績を10勝11分け11敗の勝ち点41とし、順位を14位から12位に上げた。

 3位のC大阪が首位大宮に2-1で競り勝ち、勝ち点を57とした。大宮は68。2位磐田は0-0で愛媛と引き分け58とした。次節の徳島は23日午後4時から鳴門ポカリスエットスタジアムで16位の横浜FCと戦う。

 [評]徳島は後半42分に冨田がヘディングシュートを決め、1-0で競り勝って3試合ぶりの白星を挙げた。

 前半は金宗旻(キム・ジョンミン)や津田への縦パスを起点にサイド攻撃を仕掛けたが実らず、0-0で折り返した。後半は内田、佐藤、長谷川悠を次々と投入。前線でのボールの収まりがよくなり主導権を握った。42分、右サイドを突破しようとして獲得したCKのこぼれ球を長谷川悠が中央に折り返し、そこに冨田が飛び込んだ。守備では福元、石井らが厳しく寄せ、2試合続けて完封した。