前半33分、裏へのパスに飛び出す徳島の佐藤(左から2人目)=鳴門ポカリスエットスタジアム

前半33分、裏へのパスに飛び出す徳島の佐藤(左から2人目)=鳴門ポカリスエットスタジアム

 明治安田J2第33節は23日、各地で11試合が行われた。徳島ヴォルティスは鳴門ポカリスエットスタジアムで横浜FCと戦い、0-0で引き分けた。通算成績を10勝12分け11敗の勝ち点42とし、順位は一つ上がって11位となった。
 
 首位大宮は終盤の決勝ゴールで東京Vを1-0で下し、5試合ぶりの勝利で勝ち点を71に伸ばした。2位磐田は群馬に3-2で競り勝って同61。3位のC大阪は水戸と引き分け、同58とした。次節の徳島は27日午後4時から同スタジアムでC大阪と対戦する。
 
 [評]徳島は球際に激しく寄せて横浜FCの攻めをしのいだものの、パスやシュートの精度を欠いて今季6度目のスコアレスドローとなった。
 
 立ち上がりから濱田を中心に前線へパスを供給し、佐藤や津田が裏を狙った。後半は内田、長谷川悠、金宗旻(キム・ジョンミン)を投入し、サイド攻撃が活性化。クロスを上げ、こぼれ球を押し込もうとしたが、無得点に終わった。守備では中盤でエステバンがボールを奪い、ゴール前では石井らがはね返し続け、3戦連続で完封した。