第22回高円宮牌(はい)全日本グラススキージャパンオープン(日本グラススキー協会、美馬市主催)は26日、同市木屋平の中尾山高原で競技をスタートした。男子は木屋平出身の新谷大地さん(25)=広島市、会社員=が2種目で優勝、女子は姉の起世(ゆきよ)さん(30)=東京都町田市、会社員=が2種目で2位に入り、地元のきょうだいの活躍に会場が沸いた。
スーパー大回転、スーパー大回転と回転の合計タイムを競うスーパーコンビの男女2種目に、台湾の4人を含む35人が出場した。
スーパー大回転は、大地さんが25秒94で2位に1秒23の差を付けて優勝。起世さんはトップに0秒69差の27秒35で惜しくも2位となった。スーパーコンビは大地さんが51秒80で制し、起世さんは54秒45で優勝を逃した。
スーパーコンビの成績を対象に行われた4人1組のチーム戦は8チーム中、起世さんが所属するチームDLWHが11連覇を達成。大地さんの中尾山GSCは5位だった。
大地さんは「地元の大きな声援を受け、中尾山の選手でよかったと思った。27日の競技も結果を残したい」と笑顔で話した。起世さんは「若手の壁となって頑張りたいとの思いがあったが…。気持ちを入れ替えます」と涙を浮かべていた。
会場には県内外からファンら約600人が詰め掛け、トップ選手による迫力ある滑りに歓声を上げていた。会場周辺では、バレーボール大会やアメゴのつかみ捕りなどの共催イベントも開かれ、にぎわった。
27日は午前10時25分から男女の回転が行われる。
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