J2で11位の徳島ヴォルティスは4日午後7時から岐阜県の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で18位の岐阜と対戦する。残り8試合を全勝するつもりで臨む徳島にとっては、今季初勝利を挙げた験のいい岐阜から確実に勝ち点3を奪い、J1昇格プレーオフ進出へ望みをつなぎたい。
3位C大阪との前節は引き分けに終わったものの、何度もチャンスをつくった。今週の練習でもチームは攻守に連動した動きを意識しながら汗を流した。
通算成績は徳島の10勝13分け11敗(勝ち点43)に対し、岐阜は11勝5分け18敗(同38点)。3月のホーム戦では後半37分に先制し、1-0で逃げ切った。
岐阜は前線にロングボールを入れてカウンターを仕掛ける。難波はリーグ4位(12点)の得点力があり、レオミネイロは2戦連続ゴールで勢いづく。57失点はリーグ最下位と守備に課題は残るが、ここ4試合は3勝1敗と持ち直しつつある。
徳島としては球際に食い付く相手を引き付け、裏のスペースを使って崩せるかが鍵。得点後に守備を固める相手から何としても先制点を奪い、主導権を握りたい。
14戦ぶりの先発へ意気込む長谷川悠は「しっかり動いて得点し、勝機を確実にものにしたい」。冨田は「前節は中途半端な守備で失点した。今節は裏を突かれないようしっかりライン管理する」と2戦ぶりの完封を誓った。