明治安田J2第35節は4日、各地で11試合が行われた。徳島ヴォルティスは岐阜メモリアルセンター長良川競技場で岐阜と戦い、2-1で競り勝って3試合ぶりの白星を挙げた。通算成績を11勝13分け11敗の勝ち点46とし、順位は11位のまま。9位から12位までの4チームが勝ち点46で並んだ。首位の大宮はアウェーで2位の磐田と2-2で引き分け、勝ち点を75に伸ばした。磐田は同65。福岡はC大阪を1-0で破って同61とし、C大阪と入れ替わって3位に浮上した。次節の徳島は10日午後4時から鳴門ポカリスエットスタジアムで16位の群馬と対戦する。
[評]徳島は終了直前に金宗旻(キム・ジョンミン)が決勝点を奪い、2-1で接戦をものにした。
立ち上がりから相手DFの裏を狙ったパスに佐藤らが走り込んで崩しに掛かったが、手堅く守られ0-0で折り返した。後半、スピードのある岐阜の外国人選手にチャンスをつくられたが何とかしのいだ。39分、広瀬陸の右クロスに反応した金宗旻が自らのシュートのこぼれ球を右足で押し込んで先制。ロスタイム2分に一度は追い付かれたが、2分後に木村の正確なクロスを金宗旻が右足で鮮やかに流し込んだ。