徳島地方気象台は1日午前、台風2号の北上に伴って梅雨前線が刺激され、徳島県内でも阿南市や海部郡など県南部を中心に、多い所で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の恐れがあると発表した。沿岸部ではうねりを伴う高波にも注意を呼び掛けている。

 気象台によると、雨が激しくなるのは2日昼前から、夜のはじめ頃にかけてとしている。1日正午からの予想24時間雨量は北部が80ミリ、南部が120ミリ。

 台風2号による直接の影響は少ないとみられるが、5月31日までに降った雨によって地盤が緩んでいるため、普段より少ない雨量でも土砂災害に関する大雨警報が出る可能性があるとしている。

 沿岸部では、うねりを伴った高波が2日夕方から夜遅くにかけて最大5メートルに達すると予想している。