「第6回徳島新聞 阿波しらさぎ文学賞」(徳島文学協会、徳島新聞社主催)の応募締め切りが10日(当日消印有効)に迫った。1日時点の応募数は121点になっている。
第1回は422点、第2回は426点、第3回は465点の応募があった。第4回は最多の516点。昨年の第5回は470点で、毎回400点を超える応募がある。
募集しているの400字詰め原稿用紙15枚以内の掌編小説で、文化や地名、歴史など、徳島ゆかりの作品に仕上げることが条件。
1次選考は徳島文学協会が行い、8月に受賞作が発表される。受賞作は徳島新聞の紙上とデジタル版に全文掲載され、徳島文学協会の文芸誌「徳島文學」、徳間書店の「読楽」に転載される。
賞金は、大賞の阿波しらさぎ文学賞が30万円。徳島出身または在住者から選考する徳島新聞賞が10万円、25歳以下を対象にした徳島文学協会賞が3万円。
最終選考委員は、芥川賞作家の吉村萬壱さんと小山田浩子さんら。吉村さんは父親が小松島市出身で、小山田さんは夫が徳島県出身。2人とも徳島について詳しい。
阿波しらさぎ文学賞は、徳島の地域活性化を目的に2018年に創設された全国公募の掌編小説コンクール。応募要領と過去の受賞作は徳島新聞デジタル版に掲載されている。