福岡戦で連勝を目指す徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2で10位の徳島ヴォルティスは25日午後4時から鳴門ポカリスエットスタジアムで3位の福岡と対戦する。前節、首位の大宮に逆転勝ちしたことで、J1昇格プレーオフ(PO)進出へ一段と勢いづく徳島。自動昇格できる2位に勝ち点2差に迫る福岡の士気も高いが、この一戦をものにすれば残り試合全勝へ、がぜん弾みがつく。ホーム5試合ぶりの白星でサポーターにも勇気を与えたい。

 先制された後も集中を切らさず、少ないチャンスをものにした大宮戦で得た自信は大きかった。上位連破へ意気込む選手たちは今週の練習にも集中して取り組んでいる。負傷したエステバンの代わりにピッチに立つ斉藤主将は「もう1試合も落とせない状況の中で最後まで諦めない姿勢を貫くことが大事。相手の隙をうまく突きたい」と準備に余念がない。

 通算成績は12勝13分け12敗(勝ち点49)の徳島に対し、福岡は19勝10分け8敗(同67点)。前線へのロングボールやサイドを起点に仕掛ける速攻は威力がある。ここ10試合は8勝1分け1敗と波に乗っており、計4失点と守備も安定している。攻撃陣はバランスよく得点でき、9ゴールとチーム最多得点の鈴木は2試合連続ゴールを決め、好調を維持している。

 徳島としては高い位置を取る両SBや前掛かりにボールを奪うボランチの裏をうまく使って先制できるかが鍵。攻撃時はカウンターへのリスク管理を徹底し、6月のアウェー戦で決勝点を許したセットプレーにも警戒が必要だ。

 23日に徳島スポーツビレッジで行われた紅白戦でも得点意識を高く持ってプレーしていた佐藤は「11試合ぶりにゴールを決めた前節同様に、『俺が決める』という強い気持ちで臨む。がつがつ来る守備陣に負けないよう、しっかり駆け引きしたい」。GK長谷川徹は「最後まで球際に行き、粘り強く守れば必ず結果はついてくる」。残り5試合でPO進出ラインの6位とは勝ち点5差。チームは攻守に一丸となって勝ち点3だけを取りに行く。