和歌山県で開かれている第15回全国障害者スポーツ大会(日本障がい者スポーツ協会など主催)2日目の25日、徳島県勢は陸上、アーチェリー、水泳で金メダル計5個を取る活躍を見せ、銀2個、銅5個と合わせて12個とメダルラッシュに沸いた。
陸上は和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であり、大豆が入った袋(150グラム)を投げるビーンバッグ投げで、徳島市の小川多恵子さん(62)が5メートル09で1位に輝いた。
生後すぐに右半身不随となり、約20年前にこの種目を始めた。フィールドに背を向けて左手だけで後方へ投げる独特のフォームは15年前、独自に編み出した。金メダルを喜びながらも、目標に1メートルほど届かず「自己記録更新をするため、再挑戦したい」と新たな目標を掲げた。
下半身に障害のある阿南市新野町妙見前の浜口武夫さん(71)は、同県日高川町であったアーチェリー(車いす)で優勝した。左から右へ強風が吹く悪条件の中、風を計算して360点中291点を出した。金メダルを手にし、「とても感激した」と興奮気味に話した。
徳島市南庄町5の後藤美香さん(45)も陸上100メートル(脳原性まひ)で1位になったほか、走り幅跳び(上肢障害)に出場した阿南市羽ノ浦町の会社員新居照祥(あきよし)さん(51)、水泳自由形50メートルに挑んだ同市富岡町西仲町のマッサージ師木下明彦さん(27)も金メダルを獲得した。新居さんと木下さんは24日に続く金メダルとなった。
26日は陸上、フライングディスクに6人が出場する。
5人以外のメダル獲得者は次の皆さん。
[銀]石井友美(立ち幅跳び)長井忠志(卓球)
[銅]成見健(陸上100メートル)前川篤(砲丸投げ)森拓輝、石山清美(以上卓球)竹内晶子(ボウリング)
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