女流王位第4局で初手を指す里見香奈女流王位(左)。右は伊藤沙恵女流四段=午前9時、徳島市のJRホテルクレメント徳島

女流王位第4局で初手を指す里見香奈女流王位(左)。右は伊藤沙恵女流四段=午前9時、徳島市のJRホテルクレメント徳島

 将棋の里見香奈女流王位(31)=白玲、清麗、女流王座、倉敷藤花=に伊藤沙恵女流四段(29)が挑む第34期女流王位戦5番勝負(徳島新聞社など新聞三社連合主催)の第4局が7日午前9時、徳島市のJRホテルクレメント徳島で始まった。

 2勝1敗とリードしている里見が防衛を決めるか、伊藤が最終局に望みをつなぐか、正念場の戦い。立会人の武市三郎七段(69)が開始を告げると、先手の里見が5六歩と指した。

 里見は5八飛(3手目)と中飛車の出だし。伊藤が2二飛(12手目)と回ったのに対し、里見は2八飛(21手目)と振り戻した。戦型は第2局と同じ向かい飛車戦となり、序盤の駒組みが続いている。

 武市七段は「里見女流王位が攻勢の構えをとっており、どのタイミングで4筋を仕掛けるかが焦点になっている」と話した。

 持ち時間は各4時間。同日夜までに決着する見通し。対局の模様は徳島新聞デジタル版でも速報する。

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