徳島県高野連は6日、来春の第88回選抜高校野球大会(3月20日開幕・甲子園球場)の「21世紀枠」として生光学園を日本高野連に推薦することを決めた。生光学園が推薦されるのは初めて。四国地区高野連が4県の推薦校から1校を選び、12月11日に開かれる選抜大会選考委員会に提出する。

 生光学園は県秋季大会でベスト4入り。四国大会出場を懸けた準決勝で、優勝した鳴門に1-2で敗れたが、強豪校を最後まで苦しめる健闘を見せた。生光学園は1980年の創部以来、甲子園出場は一度もない。

 県高野連は県内で唯一、野球部のある私立高であることや、県大会で強豪校に惜敗するなどして甲子園出場の機会に恵まれてこなかったことを推薦理由とした。四国他県の推薦校は高知小津が決まっている。

 21世紀枠は都道府県秋季大会16強以上を原則に<1>困難な条件を克服<2>好成績を残しながら長年甲子園に出場していない<3>他校や地域に良い影響を与えている-などの条件を満たしたチームが対象。来年1月29日の選考委員会で全国9地区の候補から3校(東日本、西日本の各1校と残り7校の中から1校)が選ばれる。