J2徳島ヴォルティスは12日、小林伸二監督(55)と来季の契約を結ばないことを決め、今季限りでの退任を発表した。J1復帰を逃したことによる事実上の解任で、後任は未定。
長崎県出身の小林監督は2012年から徳島を指揮。同年こそJ2で15位に沈んだが、13年は4位で進んだJ1昇格プレーオフ(PO)を勝ち抜き、四国初のJ1へ導いた。J1定着を狙った14年は3勝しかできずに最下位の18位に終わり、1年で降格した。
J1復帰を掲げて臨んだ今季は前半戦で3勝しかできなかった出遅れが響いて低迷。7日に行われた第40節の札幌戦に敗れ、通算成績は12勝14分け14敗(勝ち点50)の14位となり、PO出場ライン(6位内)に届かないことが確定した。