明治安田J2第41節は14日、各地で11試合が行われた。徳島ヴォルティスは鳴門ポカリスエットスタジアムで熊本と今季ホーム最終戦を戦い、2-1で競り勝った。ホーム戦の勝利は8月15日の第29節以来、約3カ月ぶり。通算成績は13勝14分け14敗の勝ち点53とし、順位を一つ上げて13位とした。大宮はホームで大分に3-2と逆転勝ちし、勝ち点を83に伸ばして2季ぶりのJ1復帰とJ2優勝を決めた。0-2から追い付き、終盤に家長がPKで決勝点を奪った。磐田は横浜FCと0-0で引き分け、勝ち点79でJ1自動昇格圏内の2位を守った。3位の福岡は愛媛を1-0で下し、7連勝で磐田と勝ち点で並んだ。最終節は23日に開催され、徳島は午後2時から松山市のニンジニアスタジアムで5位愛媛との四国ダービーを戦う。
[評]徳島は球際で粘り、少ないチャンスをものにして競り勝った。
雨でピッチが滑る中、序盤から鋭い出足を見せる熊本に主導権を握られピンチを招いたものの、守備陣が踏ん張った。33分、大﨑からパスを受けた濱田が冷静にミドルシュートを決めて先制。後半も熊本のプレスに押されてうまくボールを回せなかったが、21分に内田のCKに飛び込んだ福元のヘディングシュートを大﨑が頭で触って追加点を挙げた。38分にPKを与えて1点差に詰め寄られたものの、残り時間を何とかしのぎ切った。