四国アイランドリーグplus(IL)などは1日、徳島インディゴソックス(IS)の新代表にインターネットサイト運営会社「WoodStock」(ウッドストック、東京)取締役の南啓介氏(33)が就任し、同日付で退任した坂口裕昭球団代表(42)は四国IL事務局長に就いたと発表した。南、坂口の両氏は2日に徳島市内で会見する。

 南氏は京都府宇治市出身。2005年に近大商経学部を卒業し、07年にスポーツ選手のマネジメント業務などを手掛けるブルータグに入社。13年からウッドストック取締役としてインターネットを通じ、野球関連の情報を発信してきた。

 同社は徳島ISの運営母体「パブリック・ベースボールクラブ徳島」に出資している共同オーナーの一つ。10月の共同オーナー会議で、坂口氏の後任の新代表を同社から派遣することが決まっていた。

 四国ILは活性化に向け、事務局の機能、権限を強化する必要があると判断。坂口氏は徳島IS代表のほか、四国IL理事、日本独立リーグ野球機構事務局長を務め、対外交渉や法務分野で手腕を発揮してきた。こうした実績を踏まえ、事務局の中枢に据えることにした。坂口氏は引き続き理事も務める。また、事務局次長のポストを新設し、CEOなどの執行役は廃止した。