四国アイランドリーグplus(IL)の徳島インディゴソックス(IS)の新球団代表となった南啓介氏(33)と、球団代表を退いて四国ILの事務局長に就いた坂口裕昭氏(42)が2日、徳島市のとくぎんトモニプラザで就任会見を開いた。南新代表は「地域の人が応援したくなるようなチームづくりを行い、観客数増につなげたい」と抱負を語った。
南新代表は、坂口氏が5年間で築いた経営基盤の継承と発展を基本方針に掲げ、経営の黒字化に向けて「野球以外のイベントを球場で開きたい」と述べた。選手に対しては「次のステージに進むため、今できることは何かを一人一人に考えさせたい」と、プロ意識の徹底を求めていく意向を示した。
坂口新事務局長は「球団代表として地域を駆け回った経験をリーグ運営に役立てたい」と意気込みを語った。南新代表には「若さを発揮し、まだ達成していない黒字経営を実現させてほしい」とエールを送った。
四国ILは活性化に向けて事務局機能の強化が不可欠と判断し、徳島ISの球団代表として手腕を発揮した坂口新事務局長にリーグ全体の運営を託すことにした。南新代表は徳島IS球団の筆頭オーナーのインターネットサイト運営会社「WoodStock(ウッドストック)」(東京)から迎えられた。