10位内を目標に掲げ、練習に励む三好市チーム=池田中グラウンド

10位内を目標に掲げ、練習に励む三好市チーム=池田中グラウンド

 9年ぶりの10位内を目標に掲げ、年間を通して週2回の合同練習を続けてきたほか、8月には広島県庄原市の道後山で強化合宿を行い、走力アップを図った。

 平尾監督は「戦力は昨年以上に充実している」と話す。中でも県中学男子駅伝で3位入賞した池田中勢の成長が著しい。3キロを9分14秒で走り、2区で区間賞に輝いた津川、3区2位の吉田、1区で起用された永本ら実力選手がそろう。

 中学生を楽に走らせるためにも高校生、一般の奮起が欠かせない。高校生は5000メートル15分14秒の松下稜、一般は15分40秒台の柳生を軸に据え、3日間とも序盤でリズムをつくる考えだ。

 松下稜のほか、高校生を引っ張るのが800メートルの県高校ランキング1位の桝田。県高校駅伝2区と四国高校駅伝5区で区間賞を獲得するなどスピードは十分。一般は、中四国学生駅伝の1区を任された松下知の安定感が光る。高井が今季、10年ぶりに5000メートルで15分台をマークしたのも好材料。

 女子はやや駒不足の感がある。その中で県高校駅伝の5区で区間3位の田村への期待が大きい。中学2年100メートルで県ランキング1位の柴田は長距離にも対応でき、楽しみな存在だ。