23日、台風19号による海上の荒れが収まらないまま、大型で強い勢力の20号が県内を通過した。海上はうねりを伴う大波で、南部の港などでは船を湾内へ移動し、ロープで固定するなど対応に追われた。低い磯は波が超え、大きな磯も波をかぶっていた。船釣り、磯渡しはもちろん、イカダ、カカリ釣り、一文字、離岸堤の全ての渡船を中止し休業。阿南周辺では午前中は雨は降らなかったが、次第に南寄りの風が強く吹きだした上、釣り物も少なく、波の影響を受けない湾内の波止や岸壁などでも釣り人の姿はほとんどなかった。

 台風が通過すれば湾奥などに集まった思いもしない大物のチヌ、キビレなどの好釣果が期待できそうだが、手軽に釣行できる岸壁や波止でもライフジャケットや帽子を着用し、できれば磯靴も履き、安全第一で楽しい釣りを心掛けてもらいたい。

 マキ餌などで汚れた足場は水くみバケツで海水をくんで洗い流し、食べ物や飲み物、仕掛けの入った袋や餌の容器などのごみは各自で必ず持ち帰り処分してもらいたい。濁りを嫌うキスも荒れ模様のため狙う人も見られなかったようだ。河川は増水しアユ友釣りの目立った釣果は得られなかった。

 9月になれば釣りメーカーなどの磯釣り大会の地区予選も始まり秋磯も開幕。今年は例年以上の猛暑が続き、9月といえどもまだ暑さが心配されるため、水分だけでなく塩分も補給し熱中症の対策も心掛けたい。

 [波止]<和田島漁港>23日、南寄りの風が角度を変えて強く吹き、釣りづらかった。ささ濁りでうねりが強く流れも安定しなかった。10時から1時間ほど、風の角度で場所を移動しながら落とし込み仕掛けで釣り歩いた小松島市の出張雅彦さんが、カニを餌にハリス1・2号チヌバリ3号で41センチまでのチヌ3匹。ハリ外れが3回あった。うねりでうまく仕掛けを落とせなかったが、2ヒロほど沈めたときにアタリは多かった。雨が降りだしたため早々にサオを収めた。その日の状況により、アタリは浅い場所か深く沈めた時に出るのか、いち早く見つけるのが好釣果につながるだろう。岸壁に付着しているイガイはほとんど口が開いたり、落ちたりしていたがチヌの姿は多数確認できた。荒れ後には好釣果が期待できそうだ。(県釣連盟報道部)