3位内を目標に練習に励む板野郡チーム=板野町田園パーク

3位内を目標に練習に励む板野郡チーム=板野町田園パーク

 爆発力を持ったエースはいないが選手層は厚く、適材適所のオーダーを組んで前回同様の3強入りを狙う。坂東監督は「力のある中学生がそろい、女子も充実している。総合力で勝負できる」と意気込む。

 3年ぶりの総合優勝を目指す女子は、1500メートルの県高校ランキング2位の和田と5000メートル16分30秒47の記録を持つ谷が引っ張る。海部川風流マラソン2連覇のベテラン加藤は、力強い走りに加え主将としてチームの精神的支柱に成長した。

 中学女子は800メートル2分26秒39の大谷ら県中学駅伝2位の松茂から3人が出場。区間賞を獲得した泉や3000メートル11分2秒80の松本といったスピードランナーがそろう。

 中学男子も有望株が集まった。伊藤、曽川、長岡、黒上は中距離部門の県中学ランキングで上位に顔を出す。女子と切磋琢磨し、中学総合Vに挑む。

 一般男子は東條、小林の上武大コンビに加え、今春、山梨学院大に進学した大殿が好調を維持。前回まで鳴門に所属した元大塚製薬陸上部の山口が加わったのも大きい。ただ、大学生3人は箱根駅伝に参加するため初日は欠場の予定。杉本脩や佐々井らが長距離区間を踏ん張れるかがポイントになる。