合言葉は「最下位脱出」。前回、合併で現チームとなった2007年以降で初めて15位に沈んだ。選手確保に苦しんだ上、故障や体調不良の選手が相次ぎ、初日から波に乗れなかった反省を踏まえ、宮成監督は「万全で臨み、チーム一丸となって一つでも上を狙いたい」と意気込む。
浮沈の鍵を握るのは男子高校生。6人はいずれも陸上部員ではないが、サッカー部員の森本、木村を中心に走り込みを続けている。一般区間への起用も見込まれる中、どこまで集団に付いていくことができるか。
一般は神奈川大の木藤の復調が好材料。来年1月の箱根駅伝メンバーに入るなど力を伸ばしており、長丁場での順位浮上を狙う。5000メートル15分台の久保、16分台の島尾、粘り強い中尾山らが堅実につなぐ。美馬商高出身の安宅ら復帰組の走りも注目だ。
中学男子は県中学駅伝15位の三加茂勢が中心。1区を任された仁尾を筆頭に山下、元木は3キロ9分台の力がある。
女子は選手層が厚い。大体大の中川は安定感があり、高校勢では藤本が3キロ10分台の力を持つ。県中学駅伝1区を任された藤丸、安宅はスピードを生かした走りができる。