前回は目標に掲げた4年ぶりの1桁順位に4分届かず10位。それでも中学生と女子は総合8位と健闘し、2年続けて順位アップを果たした。一般勢の駒不足は依然として変わらないものの、高校生と女子の成長に手応えを感じている鮎川監督は「今回こそは9位内に入る」と語り、チーム一丸で1秒を削り出す覚悟だ。
高校男子は前回から2人増の5人がエントリー。2年の大倉は5000メートルの県高校ランキング4位の14分49秒25をマークし、1年の橋本は県高校駅伝5区で1位。成長著しい2人を長距離区間に起用し好位置を狙う。
中学生では県中学駅伝6区2位の久保、同駅伝1区を任された森は3キロ9分台の力がある。工藤悠、桑原ら初出場組がどこまで粘り強く走れるかが鍵を握りそうだ。
女子は県高校駅伝4区で区間新を出した遠藤、県中学駅伝3区区間賞の岡本、昨年の仁川(インチョン)アジアパラ大会1500メートル銀メダルの阿利を軸に戦力が充実している。
苦しい編成となる一般は5000メートル15分半の近久が引っ張る。46歳坂東、56歳北村のベテランに加え、主将の大久保も前回は区間10位内と力走しており、堅実なリレーが期待できる。マラソン経験のある姫田の参加も心強い。