13年ぶりの全国1勝を目指し、調整に余念がない鳴門高の選手=同校グラウンド

 第94回全国高校サッカー選手権は30日、都道府県大会を勝ち抜いた48校(東京2校)が参加し、東京・駒沢陸上競技場で開幕する。3年ぶり4度目出場の徳島県代表・鳴門は、31日午後0時5分から川崎市の等々力陸上競技場で、2年ぶり41度目出場の秋田商(秋田)との1回戦に臨む。分厚い攻めを持ち前の堅守でしのぎ、先制ゴールを奪うことができるかが、13年ぶりの全国1勝のポイントとなりそうだ。

 今大会最多出場の秋田商は、県予選4試合で6得点のFW菅原晟を筆頭に、計19得点と攻撃は破壊力がある。4-3-3システムのワントップを務める加賀谷は攻守に献身的に動き回る。

 鳴門としては、4試合無失点の県予選同様に前線からのプレスを徹底して攻撃の芽を摘みたい。菅原晟の飛び出しを警戒するCB佐藤は「積極的な声掛けでラインコントロールとカバリングを徹底し、完封を目指す」と意気込みを語る。

 先制の鍵を握るのは坂本一と川添の2トップを含めた前線のコンビネーション。得点源の2人にボランチ坂本優と中尾、丸川の両サイドが判断よくつないで相手守備の裏を突きたい。ドリブルが持ち味の中尾は「相手は攻撃時にラインが高くなるので素早く攻め込んで、チャンスを確実にものにする」とゴールへの道筋を描く。

 26日に神奈川入りし、調整を続けるチームを率いる計盛コーチは「スタミナをつけ、素早くつなぐ攻撃を磨いてきた。最後まで粘り抜いて勝利を収めたい」と話している。