那賀町無形民俗文化財の吹筒花火で新年の幕開けを祝うカウントダウン花火大会が1日、同町中山の中山農村緑地広場であった。
NPO法人「町吹筒煙火保存会」に加盟する7団体がそれぞれ花火を用意し、日付が変わると同時に順番に点火した。高さ約10メートルのさおの先に結び付けた筒から黄金色の火花が勢いよく噴き上がり、シャワーのように降り注ぐと、集まった約100人から大きな拍手が送られた。
会場では、地元ボランティアによるあめ湯やおでんなどの接待もあった。
大内末子さん(64)=同町中山=は「吹筒花火を見ると新年を迎えたと実感する。今年は災害の無い良い年になってほしい」と話した。