神山町に移住した神先さんの体験談を聴くセミナーの参加者ら=東京都内

 首都圏在住者らに徳島県への移住を働き掛ける「とくしま回帰セミナー」(県主催)が25日、東京都内で開かれ、県内外出身の20人が参加した。

 京都市から神山町に移住し、宿泊施設「WEEK神山」を運営する神先岳史さん(32)が講演。求職者支援訓練講座「神山塾」で学んだ後、カフェなどを起業した経験を披露し「徳島では人と人がすぐつながり、移住者をサポートしてくれる」などと話した。

 県企業支援課の担当者は、ITエンジニアらに企業を紹介する県のサービスを紹介し、徳島での求職を呼び掛けた。

 会場では徳島労働局や日本政策金融公庫の職員が、参加者の個別相談に応じていた。
北島町出身で都内のIT関連会社で働く男性(38)は「IT関係のいい仕事があれば、Uターンも検討したい」と話した。