徳島県教委は2017年4月、城西高校(徳島市鮎喰町2)に6次産業化を担う人材を育成する「アグリビジネス科(仮称)」を新設する。県内の高校で初めて農業、商業、工業を一体として学べる学科を目指している。飯泉嘉門知事が4日の年頭会見で明らかにした。

 県教委によると、アグリビジネス科では生産から加工、販売までの6次産業化をトータルに学ぶ教育カリキュラムを設定。阿波藍を使った商品の開発などに取り組む。

 徳島大に県内初の農学系学部「生物資源産業学部」が今年4月にスタートするのを受け、同学部への進学を目指す生徒を育成する体制を整える。定員は25人程度となる見込み。

 県教委教育戦略課は「6次産業化の大きな流れの中でもうかる農業を目指し、しっかりとした教育カリキュラムを組んでいきたい」としている。

 知事はこのほか、県水産研究課の鳴門、美波両庁舎に水産振興の拠点となる「マリンサイエンスゾーン」を4月に設けることも表明した。

 鳴門庁舎では隣接する徳島大薬学部の付属施設と連携し、研究や実習などを行う場とする。美波庁舎では建て替え中の新作業棟内に研究室を設け、同大生物資源産業学部のサテライト研究室と位置付ける。