[上]ハングルが書かれた紙と風船を持つ東谷さん=那賀町竹ケ谷[下]韓国から飛来したとみられる風船と手紙を見つけた岡島さん=美馬市美馬町願勝寺

[上]ハングルが書かれた紙と風船を持つ東谷さん=那賀町竹ケ谷[下]韓国から飛来したとみられる風船と手紙を見つけた岡島さん=美馬市美馬町願勝寺

 ハングルで書かれた紙を結んだ風船が、那賀町と美馬市で見つかった。韓国で行われた新年を祝うイベントで放たれ、県内に飛来したとみられる。

 1日午後3時ごろ、東谷恭子さん(66)=那賀町竹ケ谷=が自宅近くのユズ畑で直径25センチほどの赤い風船3個を発見。韓国南東部の蔚山市にあるホテルの名前が印刷されたメモ用紙と短冊が結び付けられていた。

 短冊には同国南西部の群山市の男性と女性の名前や住所とともに「健康や恋愛がうまくいきますように」と書かれていた。

 東谷さんは「遠く離れた韓国から風船が飛んできたのは奇跡。何とか送り主に拾ったことを知らせたい」と話している。

 また同日午後5時前、岡島育男さん(65)=美馬市美馬町願勝寺、タクシー運転手=が、近所で愛犬を散歩中に2枚の便せんがくくりつけられた白い風船を見つけた。

 蔚山市の青年会議所主催のイベントで男女が飛ばしたものとみられ、「お兄さんが正社員になれますように」「今年結婚できるようにしてください」などの願い事が手書きされていた。