[上]絵馬を奉納する受験生=阿南市のお松大権現[下]志望校合格を祈る受験生ら=徳島市八万町の王子神社

[上]絵馬を奉納する受験生=阿南市のお松大権現[下]志望校合格を祈る受験生ら=徳島市八万町の王子神社

 受験合格の御利益があるとされ、「猫神さん」の愛称で親しまれるお松大権現(阿南市加茂町)と王子神社(徳島市八万町)に、年明けから入試を控えた受験生が続々と参拝に訪れている。

 お松大権現では、受験生と保護者らが、本殿に祭られた猫のご神体に手を合わせた後、絵馬に「志望校合格」などと願い事を書いて奉納棚につるした。

 御利益に授かろうと、境内に1万体以上あるという招き猫を1体ずつ借りて帰る受験生もいる。

 絵馬を奉納した川内中3年松下拓郎君(14)は「3月の入試に向けて、勉強を頑張りたい」と気を引き締めていた。

 王子神社でも、受験生や家族が訪れて合格を祈願。願いをしたためた絵馬を奉納したり、お守りを買い求めたりしていた。

 八万中3年鈴江日菜子さん(14)は「絶対受かるようにしっかりとお願いした。英語の対策に力を入れて全力を尽くします」と話した。