高校生が作った「ドイツさんカルタ」を楽しむ子どもたち=鳴門市大麻町のバルトの庭

 鳴門高校家庭クラブが作った、第1次世界大戦時の板東俘虜(ふりょ)収容所を題材にした「ドイツさんカルタ」を楽しむ催しが5日、鳴門市大麻町の観光施設「阿波大正浪漫(ろまん)バルトの庭」であった。子どもら約40人が正月遊びを通じて鳴門とドイツとの交流の歴史を学んだ。

 収容所を舞台にした映画「バルトの楽園(がくえん)」のロケセットで開かれた。鳴門高生が「ベートーベンの第九アジア初演の地」「ビールジョッキも大谷焼で作ったドイツさん」などと詠み上げると、子どもたちが懸命に絵札を取り合っていた。

 カルタの絵札を升目に描いたすごろくも楽しんだほか、施設のボランティアガイドから収容所の歴史を教わった。板東小6年の小濱大雅(たいが)君(12)は「自分が知らない地元の歴史が分かって面白かった」と笑顔だった。

 カルタとすごろくは、収容所のドイツ兵と地元住民との交流の歴史を学ぶクラブ活動の一環として2014年5月に作った。鳴門高2年の井村友紀さん(17)は「これからも多くの人にカルタを楽しんでほしい」と話した。