昨年12月の徳島県内は気温の高い日が多く、月平均気温は八つの観測地点全てで観測史上最高だったことが徳島地方気象台のまとめで分かった。各地とも平年を1・8~2・4度上回り、最高気温が20度を超えた日も4日あった。南米ペルー沖でのエルニーニョ現象が最盛期を迎えているのが原因で、今季の暖冬傾向がデータで裏付けられた。

 12月の月平均気温は≪別表≫の通り。最高気温が20度を超えたのは2、3、10、11日で、11日には海陽町24・3度、美波町23・4度、阿南市蒲生田22・2度、徳島市20・5度、那賀町木頭出原20・4度を記録した。

 気象台によると、エルニーニョ現象の影響で寒気の南下が弱く、南から暖かい空気が流れ込みやすい状態となった。その結果、冬型の気圧配置が長続きせず、気温が上昇した。

 12月は低気圧の影響で大雨の日もあり、降水量は平年の2~6倍と多かった。12月の観測史上1位を更新したのは、徳島市(284・5ミリ)、三好市東祖谷京上(282・0ミリ)、美波町(270・5ミリ)、海陽町(243・5ミリ)、上勝町福原旭(326・0ミリ)の5地点だった。

 エルニーニョ現象の影響は徐々に小さくなるが、今夏まで続くとみられる。高松地方気象台によると、1月も気温が高い日が多い見込み。