海陽町宍喰浦の阿佐海岸鉄道・阿佐東線の車両倉庫で26日、列車の清掃を体験したり、運転席などを見学したりする「あさてつワクワク体感ツアー」があった。

 県内の家族連れ11組25人が参加。清掃体験では、子どもたちがデッキブラシを使って列車の窓や扉を磨いた。車内見学では、運転士から列車のアクセルやブレーキ、汽笛の位置などについて教わった。線路整備車両「レールスター」や、鉄道と道路の両方を走る「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の試乗も楽しんだ。

 阿南市の新野小2年の黒川魁星君(7)は「運転席がよく見えてうれしかった。いつか自分で運転してみたい」と話していた。

 鉄道に興味を持ってもらおうと、阿佐東線を運営する第三セクター阿佐海岸鉄道が初めて開いた。