県警が安心メールで配信している特殊詐欺や不審者に関する情報

 徳島県警が不審者情報などを県民にメール配信するサービス「安心メール」の登録者が、1月中にも2万人を突破する見通しとなった。2015年から特殊詐欺情報などを加えて配信数を前年の約5倍に増やし、高齢者でも簡単に登録できるシステムを導入したことから1年間で登録者が倍近くに膨らんだ。

 安心メールは05年、不審者の目撃情報を中心に配信が始まった。内容を充実させようと、15年3月からは特殊詐欺の発生、道路の通行規制、イノシシやサルの出没についても積極的に発信。各警察署が独自の判断で素早く情報を流せるよう運用方法も見直し、14年に70件だった配信数が15年には348件に急増した。

 14年末に1万1340人だった登録者数は15年末には1万9742人と1年間で8千人余り増え、1月中に2万人に達することがほぼ確実となった。

 各署が登録を呼び掛けるキャンペーンを展開したほか、昨年7月下旬から新たに簡易登録シートを配ったことが奏功した。簡易登録シートはQRコードを読み取るだけで情報を受信できる。住所やメールアドレスなどを入力する必要がないため高齢者に好評で、シートを使った登録者が半年足らずで千人を超えた。

 安心メールは、日本消防設備安全センターが災害時などに有効だとして推奨しており、大規模災害時の情報伝達手段としての活用も期待されている。県警生活安全企画課は「効果的な情報発信で犯罪被害や事故の抑止につなげていきたい」と利用を呼び掛けている。