1年の無病息災を祈って行われた金山神社の伝統行事「お的」=徳島市多家良町

 矢で的を射て無病息災や五穀豊穣を祈る伝統行事「お的」が8日、徳島市多家良町の中津峰山の麓にある金山神社であった。

 小路芳文宮司(70)が本殿で神事を行った後、境内に移動。裃を着けた氏子2人が交代で弓を構え、神社の神様が宿る御幣を付けた的に向かって力強く矢を放った。矢が的に命中すると、見守っていた氏子から歓声が上がった。

 立岩英志さん(72)=同市多家良町金谷、農業=は「お的を見ると新年のスタートという気がする。厄を払ってこの1年を乗り切りたい」と笑顔で話した。

 金山神社は平安時代に編さんされた延喜式神名帳に記載されている古い神社で、毎年1月8日にお的が行われている。