2008年3月に阿南市横見町の横見小学校を卒業した新成人らが9日、母校に集まり、卒業式の日に校庭の片隅に埋めたタイムカプセルを8年ぶりに掘り出した。
卒業生21人のうち16人が当時の教員2人と共に職員駐車場の隅をスコップやくわで掘った。埋めた場所を見つけるのに苦労し、約1時間半後、ようやく40センチ四方の段ボール箱に入ったタイムカプセルを発見。周囲から歓声が上がった。
中には全員が20歳の自分に宛てた手紙などが入っていた。山崎紳伍さん(20)=阿南市上中町南島、農業=は「懐かしい気持ちでいっぱい。でも、当時の僕が思い描いていた20歳の自分にはなれていなくて少し反省した」と話した。
タイムカプセル開封は、11日の阿南市成人式を前に、徳島大2年の松本華穂さん(20)らが呼び掛けて実現した。