無病息災を願い、やぐらの火でミカンを焼く参加者=鳴門市撫養町の岡崎海岸

 鳴門市撫養町の岡崎海岸で10日、正月飾りを燃やして一年間の無病息災を願う「どんど焼き」が行われた。運営メンバーの高齢化のため昨年1月で30年の歴史に幕を閉じることになっていたが、地元の若者グループ「鳴門縁(えにし)の会」が引き継いだ。

 縁の会のメンバーが廃材を組んだやぐらに点火。大きな火柱が上がり始めると、参加者がしめ縄を次々と投げ入れた。ミカンをどんど焼きの火で焼いて食べると病気にならないといわれており、子どもたちが竹串に刺してあぶっていた。

 毎年訪れている宮本美代子さん(71)=鳴門市瀬戸町明神、主婦=は「恒例行事がなくなると寂しいと思っていたので本当に良かった」と喜ぶ。初めて参加した久保春恵さん(41)=徳島市八万町川南、会社員=も「いい年になりそうです」と笑顔だった。

 縁の会の四宮弘貴代表(33)=鳴門市撫養町斎田=は「大勢の協力で予想以上にうまくできた。今後も地域のために続けたい」と話した。