県内8市町で10日、成人式があった。大勢から祝福を受けた新成人は、夢や希望に胸を膨らませ、大人への一歩を踏み出した。
◎徳島市
13会場で開かれた。津田公民館では、津田地区の新成人120人(前年比14人減)のうち101人(男49人、女52人)が出席。新成人を代表して中川亮佑さん=京都市、大学生=が「自らの目標に向かって努力を怠らずにまい進します」と宣誓した。県無形民俗文化財「津田の盆(ぼに)踊り」や津田中学校のブラスバンド演奏などが披露された。
◎鳴門市
新成人615人(前年比20人減)のうち463人(男231人、女232人)が出席し、市文化会館で開かれた。泉理彦市長らのあいさつに続き、市が募った「はたちの主張」作文で市長賞に選ばれた齋藤綾香さん=大津町段関、大学生=が受賞作を発表。「音楽の素晴らしさを一人でも多くの子どもたちに伝えられる教師になりたい」と夢を語った。
◎小松島市
市総合福祉センターであり、新成人408人(前年比17人減)のうち289人(男150人、女139人)が集まった。浜田保徳市長らの祝辞を受け、新成人代表の森岡さくらさん=中郷町、短期大2年=が「責任ある社会人として恥じない言動に努めたい」と決意を語った。式の後には阿波花火師有志の会がのろし花火を打ち上げた。
◎阿南市
富岡町の市民会館であり、新成人783人(前年比68人減)のうち606人(男308人、女298人)が出席。岩浅嘉仁市長らの祝辞を受け、新成人代表の村田健輔さん=東京都、大学生=が「日本のみならず、今以上に大きな視点で世界を捉え、行動していきたい」と誓いの言葉を述べた。最後に全員で万歳三唱をした。
◎北島町
町立図書館・創世ホールで開かれ、新成人222人(前年比18人減)のうち171人(男87人、女84人)が出席した。藤本宏副町長らから激励を受けた後、新成人を代表して勢原拓海さん=京都市、大学生=が「成人としての誇りと責任を認識し、日々精進する」と力強く語った。
◎松茂町
前年と同数の新成人180人のうち120人(男63人、女57人)が松茂中学校体育館に集まった。広瀬憲発町長らから激励を受け、新成人代表の内海大寿(たいじゅ)さん=岐阜県関市、大学生=が「これまで導いてくれた地域社会の役に立つような人間になることを誓う」と述べた。新成人2人による「二十歳の抱負」の発表もあった。
◎藍住町
新成人368人(前年比5人減)のうち287人(男151人、女136人)が出席して奥野の町民会館で開かれた。石川智能町長が「社会の一員として全国、海外に大きく羽ばたいてほしい」と激励。新成人代表の米田佑真さん=勝瑞、会社員=が「一人一人が行動に責任を持ち、常に向上心を持って前進したい」と語った。
◎板野町
犬伏の町文化の館で開かれ、新成人147人(前年比13人増)のうち108人(男48人、女60人)が出席。玉井孝治町長らが祝辞を述べた後、新成人を代表して大西紋加(あやか)さん=下庄、専門学校生=が「若さと行動力を生かし、社会貢献と町の発展のために精いっぱい努力したい」と決意表明した。中学校時代の写真の上映会などもあった。