【写真上】湯に浸したササを振り上げ、参拝者に振りかけるみこ=鳴門市撫養町の事代主神社【写真下】約150人でにぎわった餅投げ=つるぎ町一宇の恵比寿神社

 えびす祭りが9~11日、県内各地で営まれた。大勢の商店主や家族連れらが御利益を求めて神前に手を合わせた。

 ◎鳴門市、家内安全祈り御湯神楽

 鳴門市撫養町南浜の事代主神社であり、神前で沸かした湯を浴びて家内安全や無病息災を祈る「御湯神楽」が行われた。

 境内にはかまどが設けられ、釜の湯が沸き立つと、白装束のみこが清めの塩や米、酒を湯の中へ。両手に持ったササを湯に浸し、四方に勢いよく振り上げた。

 この湯を浴びると病気や災難に遭わないとされ、集まった参拝客はこうべを垂れて、しぶきを浴びていた。

 神社には、縁起物の熊手や福ザサを買い求める大勢の商店主らも詰め掛けて、終日にぎわった。

 ◎つるぎ町、餅投げにぎわう

 つるぎ町一宇赤松の恵比寿神社で開かれた例大祭には、大勢の参拝客が訪れた。

 参拝客は縁起物の福ザサや熊手を次々と買い求めた。氏子総代らによる約3千個の餅投げもあり、町内外の約150人が拾い集めた。

 毎年訪れている三木功さん(75)=貞光三木栃、農業=は「今年一年健康で働くことができ、来年も元気にお参りできるようにお祈りした」と話していた。

 ◎那賀町、あめ湯で接待

 那賀町和食の蛭子神社では、福を求める善男善女約2千人でにぎわった。

 願い事を神に伝えるとされる太鼓が境内に鳴り響く中、参拝者は商売繁盛や家内安全を祈願。縁起物の福俵や千両小判などが付いた福ザサを次々と買い求めていた。氏子によるあめ湯のお接待や福引きもあった。

 福ザサを買った大西絵里子さん(55)=和食、主婦=は「今年は水害もなく、家族全員が健康に暮らせるようお願いした」と話した。