江戸時代に流行したみやびやかな遊びで、投げた扇子で的を落とす「投扇興」の大会が11日、徳島市の徳島城博物館であり、家族連れら45人が楽しんだ。
子どもは1・3メートル、大人は1・5メートル離れた場所から、高さ19センチの台に載ったイチョウ形の的を狙って扇子を投げ、的や扇子の落ち方で得点が決まる。1人10回ずつ投げて合計点を競った。参加者は真剣な表情で競技し、的中すると会場から拍手や歓声が上がった。
優勝した四方知子さん(42)=徳島市徳島町、パート従業員=は「思わず夢中になった。いい一年になりそう」と笑顔だった。
大会は博物館の新春イベントとして毎年開かれている。