個人番号カードを町民に交付する町職員=午前9時半ごろ、松茂町総合会館

 マイナンバー制度で希望者が無料で取得でき、身分証明書として使える個人番号カードの交付が12日、徳島県内のトップを切って松茂町で始まった。町は55人に交付通知書を発送しており、正午までに3人がカードを受け取った。徳島市は午後に交付通知書を発送、他の市町村も2月にかけて順次交付する。

 建て替え工事中の松茂町役場庁舎の代替施設となっている町総合会館では午前9時ごろ、女性が交付窓口の町民福祉課を訪れた。番号を知らせるための通知カードと交付通知書を受け取った町職員が、身分証明書で本人確認をした後、女性は窓口付近に設置された端末で暗証番号を設定した。手続きには30分ほどかかった。

 カードにはICチップが付いており、表に顔写真、裏に自分の番号が記されている。

 交付手続きを済ませた同町満穂の無職高橋節子さん(67)は「窓口ですぐにカードを受け取れると思っていたのに思ったより時間がかかった。カードをなくさないよう大切に保管したい」と話した。

 松茂町では、交付手続きを円滑に進めるため担当職員を1人増やして5人で対応。混雑を避けるため、通知書で事前の電話予約を呼び掛けている。

 県内最多の8755人から個人番号カードの交付申請が出ている徳島市では、カードが完成している92人に対して、交付通知書を午後に発送する。交付窓口の準備は既に整えており、13日から受け渡しが始まる。

 両市町以外では勝浦町が14日、牟岐町が18日に交付を開始。上勝、つるぎ両町は今週中、藍住町は来週中の予定となっているほか、三好市は1月末、鳴門、小松島両市と上板町は2月になりそうだ。