つるぎ町半田の半田そうめん製造業者でつくる「半田手延べそうめん協同組合」が、乾麺の日本一を決める「The乾麺グランプリ2018」(全国乾麺協同組合連合会など主催)で第1席のグランプリを受賞した。
大会は東京・日比谷公園で行われ、全国の製麺会社や食品メーカーなど21社が、そうめん、そば、うどん、中華麺の4部門にオリジナルメニューを出品。試食した来場者約1万6千人がお気に入りの一品に投票して得票の多さを競い、同組合の「すだち香る阿波尾鶏と山芋の冷たい半田そうめん」が全部門のトップに立った。
メニューは組合員の北室淳子さん(43)=同町半田=らが考案。高級手打ち麺用の小麦粉を使ったオリジナルブランド「半田素麺入魂」に、阿波尾鶏の照り焼き、すった山芋をトッピングし、スダチを添えた。半田そうめん特有の強いこしやスダチの清涼感、阿波尾鶏のジューシーさをバランスよく楽しめると評価された。
組合の前田秀次郎理事長(69)=同町半田=は「今後もお客さんにおいしいと言ってもらえる半田そうめんを作りたい」と話した。
大会は昨年に続き2回目。組合は半田そうめんの認知度を高めようと、初めて参加した。昨年は群馬県の「とろけるチーズのまろやか担々麺」がグランプリを受賞している。