収穫が最盛期を迎えたホウレンソウ=徳島市国府町東黒田

収穫が最盛期を迎えたホウレンソウ=徳島市国府町東黒田

 14日午前の徳島県内は寒気や放射冷却の影響で冷え込んだ。徳島市や那賀町木頭出原など5観測地点で今季の最低気温を記録。4地点では最低気温が0度未満の冬日となった。

 徳島地方気象台によると、朝の最低気温は木頭出原氷点下3・7度、三好市池田町同1・7度、海陽町同1・3度、徳島市1・9度などで、平年を1~2度下回った。寒さは1週間ほど続く見通し。

 徳島市国府町東黒田でホウレンソウの収穫が最盛期を迎えている。農業矢野敬一さん(76)方では1・2ヘクタールで栽培。暖冬の影響で収穫量は少ないものの、朝晩が冷え込むようになって甘さが増してきたという。20束(1束200グラム)を箱詰めし、1箱1600円ほどで主に京阪神の市場へ出荷している。