建設現場でけんせつ体幹体操に取り組む岡田組の社員ら=徳島市東沖洲

けんせつ体幹体操に励む徳島トヨタの社員=徳島市中前川町5

腸腰筋アップ意識

高齢者にもお勧め

 けんせつ体幹体操を企画監修した木場さんに体操のポイントや期待などを聞いた。

 ―心掛けた点は。

 建設現場ではラジオ体操をしているところは多いが、真面目に取り組まない人も多い。このため短い時間で効果が生まれる効率の良さを重視した。事故は朝に多いため、体のスイッチを入れるようなイメージで作った。

 ―どんな体操か。

 転倒するのは、足を引き上げる筋肉となる腸腰筋(ちょうようきん)が衰えているから。ちょっとした段差で、足が引き上げられず、つっかかって倒れてしまう。このため腸腰筋を鍛えている。朝のうちに足を引き上げる運動をしておくと、意識もできる。あとはストレッチや、バランスを保つ筋力をアップさせる体操を組み合わせた。

 ―体幹が注目を集めている。鍛えることの効果は。

 自治体や企業に講演で呼ばれることが多いが、運動不足からくる肩こりや腰痛など体の不調が大きな問題になっている。体幹を鍛えることが健康体につながると考えている。

 ―けんせつ体幹体操に対する今後の期待は。

 建設従事者だけでなく、子どもからお年寄りまでができるようにしている。体幹トレーニングといえば、これまでアスリートのイメージが強かったが、一般の人にこそ重要。高齢になれば筋肉が衰え転倒しやすくなる。徳島から生まれた体操なので、徳島から広げてほしい。