石器や土器など約200点の出土品を並べた展示会「四国の黎明」=板野町の県立埋蔵文化財総合センター・レキシルとくしま

石器や土器など約200点の出土品を並べた展示会「四国の黎明」=板野町の県立埋蔵文化財総合センター・レキシルとくしま

 県立埋蔵文化財総合センター・レキシルとくしま(板野町犬伏)で、四国4県で出土した石器や土器を並べた展示会「四国の黎明(れいめい)」が開かれている。3月13日まで。入場無料。

 旧石器時代から縄文時代までの遺跡などから出土した遺物約200点を展示。平らな石の表面に女性とみられる模様が描かれた縄文時代の「石偶」(愛媛県久万高原町)や、瀬戸内海の海底から出土したナウマンゾウの臼歯の化石(松山市)、縄文時代の貝塚から見つかった貝殻や獣骨(高知県宿毛市など)が来場者の目を引いている。

 展示会は、四国4県の埋蔵文化財センターの巡回展。31日に石器を使った魚の解体実演、3月6日には稲田孝司岡山大名誉教授による講演「旧石器時代から縄文時代へ-『不動産』文化の誕生」がある。