従軍カメラマンが太平洋戦争で撮影した写真を紹介する特別展=徳島市雑賀町東開の県戦没者記念館

 徳島市雑賀町東開の県護国神社にある県戦没者記念館で15日、旧日本陸軍の従軍カメラマン小柳次一(つぐいち)(1907~94年、福岡県出身)の写真を紹介する特別展が始まった。31日までで入館無料。

 陸軍省報道部に属していた小柳は45年、熊本県の飛行場から沖縄県に向けて出撃する「義烈空挺(くうてい)隊」を撮影した。出撃を前に乾杯したり、遺書を書いたりしている兵士の様子などを捉えた20点が展示されている。

 父親が太平洋戦争で戦死した阿南市日開野町宮原の無職古川宰幹(ただよし)さん(79)は「あの時代は、今では考えられないことがあった。若い世代に継承するためにも、定期的にこのような特別展を開いてほしい」と話していた。

 開館1周年を記念し、県遺族会が主催した。小柳と同隊を取り上げたドキュメンタリー番組の上映も行われている。