正月飾りを燃やすどんど焼き(左義長)が小正月の15日、つるぎ町一宇の貞光川と美波町日和佐浦の大浜海岸で行われ、地元住民らが無病息災を祈った。
つるぎ町の貞光川河川敷では、劔神社の馬岡秀雄宮司による神事の後、端材などで組んだ高さ約2メートルのやぐらに年男、年女ら5人が火を付けた。
住民約90人が持ち寄ったお守りや破魔矢などを載せたやぐらが炎に包まれると、住民は手を合わせ家内安全などを願っていた。内海定義さん(65)=つるぎ町一宇、農業=は「元気で長生きできるよう、一年の健康を願いました」と話していた。
美波町の大浜海岸では、日の出前の午前7時すぎ、住民が持ち寄ったしめ飾りや門松を、スギで組んだ高さ2メートルのやぐらに入れて点火した。
海岸近くの日和佐八幡神社の永本金二宮司ら4人が祈祷すると、太陽が二つにつながったように見える「だるま朝日」も姿を現し、住民らは手を合わせて家内安全を祈っていた。