福島県の被害や復興の様子を伝えるパネル展=徳島市東沖洲2のあいぽーと徳島

 東日本大震災で被害を受けた福島県内の様子や復興に向けた取り組みなどを伝える福島民報社の報道写真パネル「福島の記録」が、徳島市東沖洲2にある沖洲マリンターミナルビル内のあいぽーと徳島で展示されている。震災や東京電力福島第1原発事故によって生活が一変した人々の人権について考えてもらおうと、徳島県人権教育啓発推進センターが企画した。入場無料で24日まで。

 展示している写真パネルは1枚当たり縦60センチ、横45センチで、2011年3月11日から15年3月までに撮影された66枚。「その時県内は」「復興・再生へ」など六つのテーマに分かれており、1枚ずつに撮影日と説明文が記されている。

 津波で流された家屋で一帯が埋め尽くされた沿岸部や避難所の様子のほか、農産物の出荷再開や道路の開通といった復興への動きを捉えた写真が並ぶ。

 原発関連は「原発崩壊」と「原発事故その後」の2テーマで19枚を展示。事故発生を受けて避難する住民、屋内に設置された砂場で遊ぶ子ども、核燃料の取り出しなど廃炉作業を伝えている。

 阪神大震災から17日で21年、東日本大震災から3月で5年を迎えるのを前に、災害で日常生活が奪われたり人権が損なわれたりすることを知ってもらおうとパネル展を開いた。

 14日には、宮城県内で男女共同参画の推進に取り組むNPO法人「イコールネット仙台」の宗片恵美子代表理事の講演も同ターミナルビル内であり、災害時に女性がリーダーシップを発揮することの必要性を訴えた。

 センターは「徳島でも南海トラフ巨大地震が懸念されており、東日本大震災の経験を教訓にしてもらいたい」としている。