50年ぶりの初会式で、1年間の無病息災を願う参加者ら=阿南市新野町の平等寺

 阿南市新野町の四国霊場22番札所・平等寺で16日、50年ぶりとなる「初会式(はつえしき)」があり、大勢の善男善女が新年の無病息災などを祈願した。稚児行列や餅投げ、地元人形浄瑠璃座による三番叟(さんばそう)の奉納などの多彩な催しも繰り広げられ、寺周辺は終日にぎわった。

 色鮮やかな衣装を着た3~8歳の64人による稚児行列で幕開け。かわいらしい稚児たちが列を成して寺に到着すると、住民やお遍路さんは目を細めて見入っていた。

 改修を終えた本堂では、落慶法要を兼ねた初会式が営まれ、県内外から集まった僧侶や先達が読経。普段は秘仏の本尊・薬師如来像も公開された。

 境内や駐車場では、「あらたの・はすくいマルシェ」と銘打った門前市も開かれた。地元特産品や手作りのアクセサリー、サーフィングッズなどさまざまな店が軒を連ね、和気あいあいとした雰囲気の中、家族連れらが買い物を楽しんでいた。

 稚児行列に参加した五島満千瑠(みちる)ちゃん(5)は「いっぱい歩いた。お店がたくさんあって、お祭りみたいで楽しかった」と話した。