四国地区高校演劇研究大会で熱演する阿波高生=2015年12月、高知市(同校提供)

 阿波高校(阿波市)演劇部が「第40回四国地区高校演劇研究大会」で、最優秀の文部科学大臣賞に輝いた。30年前の高校を舞台にしたオリジナル青春ドラマ「2016(にぜろいちろく)」を熱演し、高い評価を受けた。8月に広島市で開かれる全国高校演劇大会に、四国代表として出場する。

 四国大会は昨年12月に高知市で開かれ、9校が出場。阿波高の「2016」は、1986年の高校生たちが30年後の未来を想像しながら対立したり、友情を深めたりする様子を生き生きと演じた。笑いやパロディーをふんだんに取り入れる一方、原子力発電所への不安といったシリアスな要素も交えた。

 演劇部顧問の吉田晃弘教諭(40)が脚本を書き、部員13人が意見を出し合って演出を決めた。校舎裏を再現した高さ3・6メートル、幅6メートルの舞台美術や小道具なども手作りした。

 審査員からは、観客を引き込むテンポ良い演技、迫力のある舞台美術、原発を取り上げるといった観客に問題提起する姿勢などが高く評価された。

 主演の猪尾衣里加(えりか)部長(17)=2年=は「本当にうれしい。全国大会でも阿波高らしい伸び伸びした演技を見せたい」と話した。

 阿波高が最優秀賞を受賞するのは17年ぶり2度目。城北高(徳島市)が第3席に選ばれ、3月の春季全国高校演劇研究大会(北海道)に出場することも決まった。