とくしまマラソン実行委員会は28日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで総会を開き、2019年の第12回大会を、例年より1週早い3月17日に開くことを決めた。定員は前回と同じ1万5000人で、11月7日から募集する。今回から新たに、大会記録更新者に賞金が贈られる。

 19年4月に統一地方選が予定されていることなどを考慮し、例年は3月の第4日曜としていた開催日を前倒しした。

 参加者はインターネット(1万4400人)と郵便振替(300人)で募る。ネットの受け付けは11月7日午後10時から始め、先着順。5大会連続で海外枠(300人)を設ける。

 大会記録(男子2時間15分25秒、女子2時間37分0秒)を塗り替えると、タイムに応じて30~100万円を贈呈。日本記録(男子2時間6分11秒、女子2時間19分12秒)を更新すれば1億円が贈られる。ランナー支援の全国事業「マラソンチャレンジカップ」を活用した。

 コースは前回と同じで、徳島市のかちどき橋南側の国道55号を午前9時にスタート。北上して吉野川大橋を渡り、吉野川北岸を西進、西条大橋、吉野川南岸などを経て徳島市陸上競技場にゴールする。制限時間は7時間。混雑緩和のため、2段階の時間差スタートとする。

 大会前日にランニングイベント「ファンラン」を徳島中央公園で開く。小学生以上対象の一般の部(4・2キロまたは3キロ)に加え、4歳から小学3年生までの子どもと18歳以上の保護者が参加できるファミリーの部(1・5キロ)を新設する。

 ゲストランナーには2004年アテネ五輪金メダリストの野口みずきさん=写真右=と、NPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦さん=同左=を招く。海外や大学の有力ランナーも招待する予定。